ジェンタにインスパイアされたインパクト大なこの限定モデルは、手ごろな価格で提供される。
スウェーデンのストックホルムに拠点を置く新興時計ブランド、ミーン(Maen)と手を組んで、一体型スポーツウォッチにさまざまな要素を追加した、手ごろな価格帯のモデルを発表した。こちらは2023年10月25日の12時(東部標準時間)から、Windup Watch Shop限定で販売された。新しいミーン×Worn & Wound “マンハッタン”は、37mm径のステンレススティール製ケースで、フォーマルではなく“ドレッシー”寄りのシンプルなデザインが特徴だ。
ミーン×Worn & Wound マンハッタン
レッド、またはブルーフュメダイアルを持つこの時計は、一部のインデックスを省くことで洗練されたデザインになっている。3・6・9・12時位置にはアプライドインデックスがあるが、それ以外の時間(見方によっては5分インデックス)はセンターリングから放射状に線が1本ずつ広がっているだけだ。厚さは9.3mmと、ジェンタの真髄ともいえるデザインより少し厚いが、899ドル(日本円で約13万5000円)という価格に見合ったものだ。また、表面はサテン仕上げとハイポリッシュ仕上げをミックスさせ、一体型スポーツウォッチのあらゆる面を際立たせている。新モデルは、各色75本限定で提供される。
ミーン×Worn & Wound マンハッタンのリストショット
我々の考え
ミーン×Worn & Wound マンハッタンのリストショット
多くの人が高級時計を本当に愛しているのと同じく、手抜きのないクリエイティブなエントリーレベルのリリースが見られることもうれしく感じている。1000ドル(日本円で約15万円)以下の腕時計は予算的に妥当だといって、デザインや品質を犠牲にすべきではない。ミーンの時計を実際に手に取る機会はなかったが、Worn & Woundが自身の名を冠する時計は信頼できる。また、必然的に見た目のいいものが出来上がっているはずだ。
ケースの寸法は、私の心が引かれるバランスの取れた“ジェンタ”サイズである、39mm×8.1mmよりも少し小さくて厚みがあるが、エボーシュのSellita SW200-1がこの時計を手頃な価格で維持するために少しお金を節約してくれるので、素晴らしい条件だと思う。また写真で見ると、価格に対してブレスレットの仕上げに妥協していないように見える。ブレスレットのすべてのファセットエッジは、ほかのサテン仕上げの表面と見事なコントラストを成しているようだ。そのため、すでに多くの一体型(スポーツウォッチ)のエントリーモデルがあるかもしれないが、このモデルがその競争に加わっても悩ましくなることはない。
ミーン×Worn & Wound マンハッタンのクラスプ
ミーン×Worn & Wound マンハッタンのリストショット
基本情報
ブランド: ミーン×Worn & Wound(Maen x Worn & Wound)
モデル名: マンハッタン(Manhattan)
直径: 37mm
厚さ: 9.3mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブルーフュメ、ブルゴーニュフュメ
インデックス: 3・6・9・12時位置にアプライド、1時間ごとに線が消える薄いシルバーリング
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: 一体型SSブレスレット
ミーン×Worn & Wound マンハッタンのケースサイド
ムーブメント情報
キャリバー: Sellita SW200-1(スイス製)
機能: 時・分・センターセコンド
巻き上げ方式: 自動巻き
価格 & 発売時期
価格: 899ドル(日本円で約13万5000円)
発売時期: 発売中
限定: あり、各色75本ずつ(計150本)